NYのファーストクラスラウンジ

ニューヨークへのANA便は、JFK(ケネディー)空港の第7ターミナルに発着する。

 
ここはユナイテッドとANA以外にも、イギリスのブリッティシュ・エアライン(BA)などが発着する。
 
第7ターミナルにはユナイテッド航空の「ユナイテッド・クラブ」というラウンジがあるが、ANAに搭乗するプレミアムクラスメンバーなどは、BAのラウンジに案内される。
 
ダイヤモンドメンバーはBAのファーストクラス・ラウンジに案内されるのだが、BAラウンジの窓口に行くとANAのスタッフが待機して受付をしてくれた。
 
そのとき、「ファーストクラスラウンジは大変混んでおりますので、差し支えがなかったらビジネスラウンジをご利用されたらいかがでしょうか。そちらの方が広くて快適です」と言われた。
 
ファーストクラス・ラウンジよりビジネスクラス・ラウンジの方が快適だということは珍しい発言だ。通常の常識では、そんなことはないと思うだろう。私もその一人だった。
 
その言葉が本当かどうかは別として、BAのラウンジは初めてだったので、ぜひファーストクラスのラウンジを体験したかったので、笑顔で案内を断ってファーストクラス・ラウンジへ入場した。





カウンターより左側がBAのファーストクラス・ラウンジだ。
 
入ったところ、確かにスタッフの言うとおり、ラウンジ内は混んでいて、ゆっくり座る場所もなかった。
 
食べ物が置いてある場所には、それほどたいしたものは置いてなかった。
 
NYF1

食感のあまりよくないロールハムや、固いセロリやにんじんなどが食べ物のメインであった。
それ以外には、小さい袋に入ったポップコーンやお菓子などがあったが、スナックやおつまみ類だけで、温かい食べ物は置いてなかった。

NYF2

ラウンジ内の雰囲気はざっくりこんな感じだ。

NYF3

飲み物としては、お酒の種類は多かった。
 
ちなみに、BAのファースト・クラス・ラウンジでは、BA便を利用するBAのプレミアムメンバー(BAを利用するファーストクラス利用者も含む)に限って、飛行機に搭乗する前の簡儀食事を提供するサービスがあるらしい。
ラウンジの奥に「Pre-Boarding Dinner」と書かれた入口があり、係員が立っていた。ANAのダイヤモンドメンバーでは利用できなかった。
 
悔しいのでじーっと観察していると、カードとチケットを見せて入場する人がいた。
BAのプレミアムメンバーらしい。
 
こういう形で差別化を図っているわけだった。(同じラウンジを利用するようにしながら、自社のファーストクラス利用者と差別化する方法で費用を削っているのかも知れない)
 
以前、成田空港にあるユナイテッドのファーストクラスラウンジに入ってがっかりしたことがあったが、ニューヨークのBAのファーストクラス・ラウンジはもっとがっかりした。
というか、ANAのスイートラウンジがいかに上質であるかよく分かったのだった。
 
そして、BAのラウンジの入口で、ANAのスタッフが案内してくれた意味をやっと実感することができたのだった。







韓国語の翻訳がこんなに安いなんて!!