2枚の航空券でいたずら?

ANAの日韓線は唯一、羽田~金浦(キンポ)路線のみである。


ソウルの金浦空港よりANAを利用するとき、当日に羽田で国内線や国際線を利用する場合、金浦空港ANAのチェックインカウンターで、乗り継ぎ便のチケットを発券してもらえる。

同じ形の2枚の航空券を持ち歩くことになるので、うっかり出し間違えることがある。しかし、わざと出し間違えたらどうなるのか?
そのときのことを少し書いてみた。

金浦空港では、ラウンジが搭乗ゲートの方にはなく、搭乗ゲートの外にある。
すなわち、ラウンジから出てから荷物検査と出国手続きを済ませて搭乗ゲートに向かうことになる。

ラウンジを利用する場合を含めて、航空券を提示する場面は、通常、4回ある。

ラウンジの入場の際に1回。
出国ゲートの入口で、パスポートと航空券を対照して確認する係員のところで1回。
出国手続きの時に1回。
搭乗ゲートで飛行機に乗るときに1回。
(たまに、荷物検査の時に航空券の提示を求められることがあるが、これは含まないことにする)

さて、乗り継ぎの航空券を所持しているときに、この4回のシチュエーションで、乗り継ぎの航空券を提示して通用するケースはどれどれだろうか?

これを検証してみた。

まず、ラウンジ。
ラウンジで、わざと乗り継ぎ航空券を提示してみた。
受付の係員の女性が、読み取り機にタッチした。
すると問題なく通過!

金浦のアシアナラウンジでは、当日のANA航空券であれば、乗り継ぎの航空券でも通用するらしい。
ANAでは、乗り継ぎ便の航空券では、ラウンジには入れない。
ラウンジの受付の機械にタッチすると、「ピンポ~ン」という大きな音とともに、航空券が違うことを知らせるのだ。
それに比べると、アシアナのラウンジは甘い感じがした。


さて、次には出国ゲートの入口の係員。
通常は女性の空港関係者が立っていて、パスポートの名前と航空券の名前が一致しているかどうかを確認する。
ここでも、乗り継ぎの航空券を提示してみた。
すると、名前だけ確認したらしく、無事通過!


次には出国審査台。
ここでも乗り継ぎ航空券を提示してみた。
すると、審査官は航空券の内容は確認せず、航空券に判子を押してくれた。
(但し、綿密に航空券を点検されたら、搭乗する便の航空券を提示しなければならないだろうが)

kimpo-Air


そして、最後の搭乗ゲート。
搭乗時間になると、「ダイヤモンドメンバー」の優先搭乗の案内が開始される。
最優先で搭乗する際に、乗り継ぎの航空券を提示した。
さすが、対象便でないと機械は認証してくれなかった。
そして、搭乗対象の航空券を提示して飛行機に乗った。

金浦空港では、乗り継ぎ航空券で搭乗ゲートまではたどり着けるが、飛行機には乗れないことが分かった。

(但し、航空券に出国審査の印が押されていないと、搭乗ゲートの係の人が「自動審査を受けられましたか?」と聞くので、「はい」と言えば問題はない)



真似することはお勧めしないが、こういうこともあり得るというエピソードとして読んでいただけたら幸いだ。


 



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