ソウルからの早朝便はすごい?
2014年の3月末より、日韓線のスケジュールが変更した。
今までは、ソウルから日本に戻る場合、ANAでは午前の便がなかった。また日本からソウルに赴く場合、夜の便もなかった。
日本からソウルへ出張の際は、午前8時台の便で赴き、午後8時の便で帰ってくれば日帰りもできたが、逆の場合、ソウルからの最初の便が12時40分、羽田の最終便が午後4時20分のため、ANAでの日帰りはできなかった。
日帰りをしたい場合はアシアナを利用するしかなかった。
それが、ソウル発7時台のフライトに変わったのだ。
ちょうど緊急の商談があって本社に立ち寄る用件ができたため、早朝のフライトを利用した。
便名はNH1160。ソウル・金浦(キンポ)空港を午前7時40分に出発する。
金浦空港行きの空港鉄道は、ソウル駅発が5時過ぎから運行しているが、ソウル市内の地下鉄は5時半頃から始発になる。遅くなるといけないのでタクシーを利用した。
チェックインを済ませていよいよ搭乗。
機内に入ると、これはびっくり。
前方にファーストクラスがあり、ファーストとビジネスクラスが機体の約半分を占める、欧米便で使用されているB777-300ERの機材だった。
ビジネスクラスはフラットベットになる仕様で、まだ乗ったことがない。
なぜこのような最新仕様の機材が日韓線に投入されているのだろうか。
推測だが、おそらくは、羽田に到着してから、欧米便として使用されるのかも知れない。
NH1160便が羽田に到着するのが午前9時40分予定。それから約2時間ほど後の、羽田発のB777-300ERの機材としては、ロンドン行きのNH277便がある。
もしかしたら、 長距離国際線路線で使用されている機材を、羽田空港に駐機させておかず日韓線として割り振っているのがNH1160便(金浦→羽田)とNH1167便(羽田→金浦)なのかも知れない。
しかも、この機材、新式のプレミアムエコノミークラスまで装備されていて、プレミアムメンバーは一応、このシートに配置してもらえる。通常のエコノミークラスより少し幅が広く、足かけもあるので快適だ。
しかし、やはり今度はこの便のビジネスクラスに乗ってみたいと思った。
機材が変更になる前に、10万円前後の費用でフラット仕様のビジネスクラスに乗ってみたければ、NH1167/NH1160便を選んでみることだ。